安藤建設の家づくり

木を身近に楽しむ家づくり

適材適所の素材選び

家づくりに使用される木の種類は、比較的柔らかい針葉樹(スギ、ヒノキ、マツなど)と、重くて硬い広葉樹(タモ、ウォールナット、チーク、メープル、カバザクラなど)があり、それぞれ様々な特徴があります。
木を長く扱ってきた経験をもとに、使う場所やお客様の暮らし方、見た目や肌触りの好み、ご予算などから最適な木をご提案します。

例えば床材を決める場合、「足元が冷えやすい。ひんやりと感じる床材はちょっと…」ということであれば、柔らかい針葉樹の杉材や檜材をおすすめしています。
またはお話をさせていただく中で「傷が付いたり、掃除がしにくいのも困るね」ということであれば、杉材は柔らかく傷が付きやすいのでもう少し硬い材種のカバザクラなどもおすすめします。
実物の見本で、色や肌触りを確認しながら選んでいただけます。

無垢材を生活のアクセントに

お話をお聞きした上で暮らし方に合った素材をご提案していますので、無垢材の取り入れ方もお客様によって様々になります。
「毎日忙しいので掃除に時間を取られたくないんです」という方には、お手入れのしやすい建材を取り入れた住まいもご提案しています。その場合、お手入れの心配の少ない場所、天井などにレッドシダーや杉、檜などの無垢材を住まいのアクセントとして取り入れる方法もあります。

木をふんだんに使った家づくりをお任せいただくことも多いのですが、水廻りにはお手入れのしやすい建材を取り入れることもあります。お手入れ性も考慮し、長い目でみて「これにしてよかった」と思っていただけるように検討しています。

経年変化と日々のお手入れ

どのような素材を選んでいただいても、汚れが付いたら早めに拭き取っていただくことが基本になりますが、無垢材は特にお醤油やソースなどをこぼしてしまったときや、水に濡れたままにしておいた場合、シミになる恐れがありますので注意が必要です。また、日焼けなどによって色が変化したり、気温・湿度の変化によって伸縮したりします。材種によっては傷が付きやすいものもあります。

木の肌触り、香りなどの長所はもちろんですが、色が変化したり傷が付いてしまったりすることも「味」として感じていただけるようでしたら、お手入れをしつつ経年変化を楽しみながら、ぜひ無垢材をお使いいただきたいと思います。