生活の流れを意識した住まいづくり
越前市/長期優良住宅
物件 | 越前市/長期優良住宅 新築一戸建て(木造2階建て) 2021年6月 完成 |
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床面積 | 131.23㎡(1階81.55㎡/2階49.68㎡) |
性能・等級 | 住宅性能評価― 耐震等級 2 省エネルギー等級 4 UA値: 0.35W(㎡・K) 長期優良住宅 |
お施主様は、以前安藤建設で新築されたお客様のお知り合いで、そのお住まいをご覧になりお問合せをくださいました。
お聞きしたご要望は、「朝の身支度・帰宅後の手洗いや着替えなどがスムーズにできる動線」、「家事がしやすい動線」、「床暖房を設置し暖かい住まい」にしたいというものでした。
家族の動き、家事の流れをスムーズに
間取りの打ち合わせはコロナ禍に開始したこともあり、Lineなどでのやり取りが中心になりました。
ご相談を重ね、脇玄関からトイレ、手洗い、ファミリークロークにスムーズにつながる動線、キッチンを中心に回遊できる家事動線を取り入れた間取りに決定しました。
それぞれの場所に合わせて収納スペースも確保しています。
空間をなるべく広く感じる工夫
住まいの中心となるリビングは、より高さを感じられるように一部床を低くするサンクンリビングを取り入れました。
上部は吹き抜けとしており、2階の格子床や杉板張りの天井が見えるようになっています。
格子床は、遊び心のある見た目だけではなく2階からの光や空気の循環を遮らない効果もあります。
福井の冬を暖かく快適に
床暖房の設置をご希望されていましたが、イニシャルコスト・ランニングコストがどのくらいになるのか、設置後どのようなメンテナンスが必要になるのかをご説明させていただいた結果、設置せずに住まい自体を高断熱・高気密にすることで暖かく快適な住まいにする方向に変更になりました。
足元の冷えを心配されていらっしゃったので、基礎断熱仕様にすることで冷気が下から上がってこないようにすることや、リビングや居室には足触りが冷たく感じやすい硬い床材を避け、優しい肌触りの無垢のひのきの床材を取り入れることをご提案させていただきました。
住まい全体としてはエアコンが1階・2階それぞれ1台ずつで快適に過ごせる断熱仕様としています。
ふんだんに無垢材の造作を
玄関やスタディーコーナーのタモ材や、スギ材を使った造作の建具など、お施主様のご希望に合わせて無垢材を適材適所にふんだんに取り入れた住まいとなっています。